☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
ポスッ…………
あれ?
わたしは床に倒れず何かに支えられた。
「だから走るなって言っただろ!!
子どもがいること忘れるな!!」
「ご、ごめんなさい……………」
怒られた。
妊娠のこと、何も考えていなかった。
危ない……………
まだ意識が足りないことがよくわかった。
ごめんね………赤ちゃん…………
これからは気をつけます。
「ここまで来てどうしたんだ?」
「あ、そうだ。
これ!!」
わたしは携帯を熊谷に見せた。
「ユリ………これ……どうした?」
「さっき思い出したの。
持ってたこと」
すると熊谷は、はぁ…………と深いため息をついた。
「たくっお前は…………………
まぁ、いい。こっちに来い」