☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「……………」
熊谷はジッとわたしを見つめていたが、わたしが言葉を詰まらせていると、口を開き目を逸らした。
「いい………今のは忘れてくれ。すまない」
熊谷はわたしの体を離した。
「くまっ「今夜の19時に迎えに来る。それまでに準備しとけよ」」
わたしの言葉を遮り、熊谷は部屋を出て行った。
わたしは何をするわけでもなくただそれを、ぼーっと眺めていた。