☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
覚悟………?
何を覚悟するの?
翡翠の言葉が気になって考えていると翡翠が顔を近づけてきた。
わたしも顔を近づけようとしたけど…………
「待って!ダメ!」
慌てて翡翠の胸を押した。
見ると明らかに不機嫌な顔になった翡翠。
「なんでだよ………」
「だってわたし…………吐いたあとだもん」
さすがにそれは嫌だ。
翡翠に嫌われる。
もうキスしたくないって思われる。
「そんなこと気にしねぇよ」
そう言ってまた顔を近づけてくる。
「翡翠はそうかもしれないけど、わたしは嫌なの!」
誰か翡翠を止めて!
その時、誰かが咳ばらいをした。
「お前ら………場所考えろ。
トイレだぞ」