☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
翡翠はまた前を向いて歩き出した。
なんだったの?
まあ、怒ってるわけじゃないからいいか。
それより…………
「ねぇ翡翠。
わたしも聞きたいことあるの」
「なんだ?」
翡翠はこっちを見てはいないけど、優しい口調で聞いてきた。
「この前………どうしてユカさんと二人でカフェにいたの?」
「あれは、あいつに無理矢理連れて行かれたんだ。
行きたくて行ったわけじゃない」
やっぱりそうか………
あの時は勝手に勘違いしてしまったけど、よくよく考えてみたら翡翠はユカさんとデートなんかするはずない。
でも、二人でカフェにいたことは妬いちゃうけど。
「あと、もう一つ…………」