☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「妊娠………してるのか?」
今の翡翠との会話で、結治さん達に妊娠していることが知られたみたいだ。
悪いことじゃないし………いいよね?
「あ、はい。
今、3ヶ月くらいです」
わたしは、結治さんをまっすぐ見て伝えた。
「そうか…………」
わたしが言うと、結治さんは少し悲しそうな顔をした。
「三津木社長」
翡翠は結治さんの方に座り直し、名前を呼んだ。
どうしたんだろう。
「俺達は、順番を間違ってしまったけれど………だけど、今、すごく幸せです。
俺は、この幸せを守りたい………珠莉とこの子を守りたい」
翡翠は、わたしのお腹に軽く手を当てて優しく微笑んだ。
「だから……………」