☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
開店時間になっていつも扉に掛かっている看板をCLOSEからOPENに。
そして、緊張しているわたしにおじさんが言ったのは、いつも通りのユリちゃんで大丈夫だよ。だった。
いつも通りのわたしってなんだ………?
カランカラン―――――
そうこうしているうちに、扉が開き、わたしの初のお客様が来た。
ダンディーなおじ様だ。
「あれ?
いつもイケメンの若い兄ちゃんと来てる娘じゃないか?」
わたしのこと知ってる?
ダンディーなおじ様をよく見るとわたしも知っている人だった。
何回かこのカフェで見たことがある人だ。
「今日はどうしてそこに?」
おじ様が言うそことは、カウンターの中だろう。
わたしは今おじさんとカウンターの中にいるから。
「今日からバイトです!
よろしくお願いします」