☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
それからは数人だったけど、お客様が来てくれた。
知ってる人も何人かいて、その人達もわたしのことを覚えてくれてるみたいだった。
だから、すごく接客するのが楽しかった。
お昼は自分で作ったサンドイッチを食べた。
味はおじさんの作ったサンドイッチに近くなっていて、自分で言うのもあれだけど結構おいしかった。
今日働いて思った事。
お客様は結構中年の男の人が多かった。
わたしが"おじさん"って呼ぶと何人かの人が反応してこっちを見たりしていた。
だから、おじさんに名前を聞くことにした。
「ねぇ、おじさん。
おじさんの名前って何?」
「北沢章太郎-キタザワショウタロウ-だよ」
章太郎さん。
「あのさ、"おじさん"って言うとさ、お客さんも振り向いてたから………章太郎さんって呼んでもいい?」