☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
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「ん………」
目を覚ますと、窓から朝日が差し込んでいた。
そして、右手には暖かい感触が………
「翡翠………」
椅子に座り、ベッドに頭を乗せ寝ていた。
付き添いの人のベッドあるのに…………
ずっと傍にいてくれたのかな?
体を起こすと、いつもより軽い。
そっか、産んだんだ。
なんか夢のような気分。
「珠莉………?」
「おはよう、翡翠」
「おはよう。
体………大丈夫か?」
翡翠は目を覚まし、わたしの体の心配をしてくれた。
「うん!大丈夫」
笑っていうと、安心したように翡翠も笑顔になった。
「ねえ、あの子の名前……どうする?」