☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「ただいま、陽翔は?」
「今、寝たところ」
ちょうど帰ってきた。
お帰りのキスをすると、すぐ陽翔の元へ。
最近の日課だ。
「ただいま、陽翔」
ベビーベッドで眠る陽翔を優しく撫で、笑顔になる翡翠。
休日の日はわたしが買い物をしている間に、よく陽翔の面倒を見てくれるし、お風呂にも毎日入れてくれる。
いいパパさんです。
「明日、出かけよう」
陽翔から視線をわたしに向けた翡翠。
「出かけるって……どこに?」
「もう一人、陽翔を会わせたい人がいるだろ?」
「えっ?
どうしてわかったの?」
確かにいるけど、翡翠には言ってない。
「珠莉なら、そうしたいって考えてるって思ったんだ」