☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「なんでまた………反対なんか……」
章ちゃんに聞かれると、なんでも答えたくなって話した。
「きっと……わたしのお母さんのことが……あったからかな……」
「お母さん?」
「うん。
お母さん……駆け落ちしたみたいだから………」
「駆け落ち………?」
章ちゃんは何か引っ掛かるような顔をした。
「それできっと、結治さんも………」
あっ、しまった……
名前出しちゃった。
三津木って………ばれないかな!?
「結治って…………三津木………?」
それまで手を動かしながら聞いていた章ちゃんの手が止まり、こっちを見た。
えっ!?
どうしよう!!
ばれた!!!!