☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「まさか……行きつけのお店がおじいちゃんの店なんて………」
目を腫らしたわたし達は笑った。
「そういえば、ChouChouカフェを漢字で書く場合、知ってる?」
わたしは翡翠と目を合わせ、首を傾げた。
「う〜ん、わからない」
「ちょっと待ってね」
おじいちゃんは、ペンと紙を持ってきて、それに書きはじめた。
「こう、書くんだ」
そう言って見せられた紙には………
『珠珠カフェ』
と、書いてあった。
「これって………」
「うん、珠莉ちゃんの名前からだよ」
「そうだったんだ………」
なんか恥ずかしいな……自分の名前が使われたお店に、よく行ってたなんて………