☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「珠莉」
「翡翠………」
改めて翡翠を見ると………やっぱりかっこいい……
いつもスーツを見慣れているけど、やっぱり違う。
見るだけでうっとりしてしまう。
「惚れ直したか?」
そんなわたしを見た翡翠は言った。
「うん………」
恥ずかしくて、目を逸らしながら答えた。
すると、翡翠は傍まできて、わたしを優しく抱きしめた。
「珠莉も、綺麗だ」
そう、呟きながら。
身体を離したわたし達は、見つめ合う。
「翡翠……わたし、幸せだよ」
「俺もだ」
ふふっと二人で笑い合う。
「あ〜、キスしてぇー」
翡翠は、わたしの首筋に顔を埋めながら言った。
「ダメ。式まで我慢するんでしょ?」