☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
翡翠は、式までキスを我慢すると、決めたらしい。
「わかってるよ………だけど………」
だけど………?
なんか……拗ねてる?
「陽翔にキスされやがって……」
うわっ、根に持ってる。
「いいじゃん。
子どもなんだから……」
すると、さらに顔が怖くなる翡翠。
「いつも、陽翔に邪魔されるか、珠莉を取られるか。
だから、今日だけはって思ってたのに…………結局いつもと一緒じゃねぇか」
いろいろ不満があるのね。
「式が終わったら………覚えとけよ?」
今日だけは、おじいちゃん達に陽翔を頼む。
翡翠のあの顔!いや〜!
夜になってほしくない。