☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
ぼーっとしていると翡翠に呼ばれた。
デスクのところに座っている翡翠の傍まで行くと、いつものように翡翠の上に座らされた。
「翡翠!?」
これ………絶対治らないよね。
もう癖になってんのかな。
「やっぱりこの状態が1番落ち着ける」
抱きしめながら言う翡翠に、わたしは何も言えなかった。
その日からわたしは会社に週3日、カフェに週2日というのを繰り返した。
会社に来た時には必ず茜も一緒にご飯を食べて。
津田さん達は時々、食堂で食べるから一緒に食べれない時もあったけど、それでも、一緒に食べているときは津田さんも茜も楽しそうだった。
バイトも順調に仕事に慣れてきて、少しだけならコーヒー豆を見分けることも出来るようになった。
章ちゃんとはあの日以来、息子さんの話しをしなかった。
章ちゃんの悲しそうな顔は見たくないから。
わたしは、毎日楽しくて充実した日を過ごしていた。
もう少しで翡翠の誕生日だ。
プレゼントはもう決めてある。
楽しみだな〜♪