☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
文句は言えないから、大人しく寝たんだけど………
次の日の朝。
「きゃー!!!」
珠莉の悲鳴で目が覚めた。
しかも聞こえたのは隣の部屋から。
なんで珠莉がそこにいる?
俺は慌てて隣の部屋に向かった。
「珠莉!?」
部屋に入ると、一つの布団の中にあのクソガキと珠莉がいた。
しかも珠莉とクソガキの距離は近い。
「何やってる………」
「んー誰だよ…………うわっ!?シュリ姉!?」
俺は近寄って二人を引き離した。
なんでここにいるのか聞くと、わからない、と言う珠莉。
もしかして………
「夜中にトイレに行ったか?」
「うん………」
案の定肯定した珠莉。
こんな時まで方向音痴を発揮したのか。