☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
はぁ…とため息を漏らし、珠莉を肩に担いでクソガキの部屋を出た。
クソガキが何か言ってたけど、無視。
「ひ、翡翠?!
下ろして!!自分で歩ける!!」
バタバタと暴れる珠莉に、落とすぞ、って言うと大人しくなった。
珠莉達が寝た部屋に行き、珠莉を布団の上に下ろし、押し倒した。
何もなかったのはよかったけど、危な過ぎる。
珠莉に気をつけろって注意すると、紘汰はそんなことしないってあいつを庇った。
男は何考えてんのか知らないくせに。
男は野獣なんだよ。
もう一度注意して、夜中にトイレに行く時は、誰かを連れて行く事を約束させた。
それから珠莉の無事をちゃんと確認して、キスを落とし、朝ごはんを食べに行った。
クソガキの部屋にいたことを紺野に話しをする珠莉。
紺野は俺とクソガキに気の毒だと言った。
やっぱりあいつ珠莉のこと好きなんだな。