☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
え?えぇ?
ちょ、ちょっと待って!
「ひ、翡翠!
お願い、茜をクビにしないで!
茜も早く、翡翠に謝って!」
『…………ッぷ』
「あははは」
「クククク」
わたしが言うと二人は固まって笑い出した。
「なんで笑うの?!」
真剣なのに!
「珠莉………ごめん……
クビにするって言ったのは……冗談だ」
「え?ほんとに?!」
「ああ、……お腹いてぇ……」
なんだ、冗談なのか。
「珠莉って……ほんとに、なんでも信じるよね」
笑いが落ち着いてきた、茜が言った。
「だって……嘘とか冗談とかわからないんだもん」
「ごめんごめん。
そこがかわいいところなんだけどね〜」