☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「翡翠とちょっと………ケンカ中なの……」
えへへと笑ってごまかすけど、言葉にして言うとほんとにケンカしてるんだって実感してまた泣きそうになる。
「珠莉………
とりあえず、下に行こう」
「うん………」
茜に手を引かれ、わたしは食堂へと向かった。
少しお金を持っていたので、食堂でご飯を食べる事に。
お弁当は夜に食べようかな。
それよりも………
「茜………ごめんね。
津田さんとお昼、食べれたのに」
「いいの、わたしは大丈夫。
だけど………珠莉は社長と何があったの?」
翡翠………
「わたしがバイトしてたの知ってるよね?」
「うん」
「それが原因なの………
最初は、昨日翡翠が会社に行ってる間に家にいなかったのがばれて……
それで、"どこに行ってた?"って聞かれて思わず"章ちゃんのカフェ"って言っちゃたら………翡翠も知ってるおじさんのカフェなのに、勘違いして怒ったの……………
だけど………」