☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「あんなに泣かせて………わかってないじゃん!」
茜はまだ翡翠に食い付く。
「言われなくてもわかってんだよ!」
翡翠がすごくイライラしてるのが背中越しでも伝わってくる。
翡翠………
「本当は嬉しかったんだ。
プレゼントも珠莉が働いて買ってくれたってことも。
だけど、もし何か起きていたらっていうのと、嫉妬が強くてあんな事………」
翡翠………
「それはわたしにじゃなくて、珠莉に言って下さい」
茜、ありがとう……
「わかってる……
珠莉はどこにいるんだ?」
翡翠……
わたしここ!
「ひ、「君、誰?」」
翡翠の傍に行こうとしたら、知らない人に肩を掴まれた。
「あ、えーと、わたしは………」
そう言いながら、入社許可証を探す。