☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「珠莉……ごめん」
会議室に入ると、翡翠に抱きしめられた。
「俺は、言ってはいけないことを言ってしまった……
ごめん」
そう言って抱きしめる力がさらに強くなった。
「本当は嬉しかったんだ。
俺のために働いてプレゼントを買ってくれた事……」
翡翠の気持ち……十分わかったよ……
だから……わたしも……
「わたしも……ごめんなさい。
隠し事しないって約束したのに……隠し事しちゃった……」
「それは……許したくないけど……珠莉が無事だったんならいい」
"何もなくてよかった"
と、翡翠は頭を撫でてくれた。
ほんとにごめんね………
「あ、あと一つ言わなきゃいけないことが………」
「なんだ?」