☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



身体を支える手に力が入らなくなってきた。



「も……ムリ………っ」



「珠莉………イけよ……」



翡翠………





それからわたしは果てて、翡翠を見るとすごく満足そうな顔をしていた。



「も〜、翡翠の……ばか………」



「続きは、夜の楽しみだな」



え?またするの?




「早く戻るぞ、腹減ってんだ」



ご飯食べてないんだ……
それならって、わたしも早くしたいんだけど………



「た、立てない……」



床にぺたんと座り込んだままのわたし。



「は?……仕方ねぇな」




すると、翡翠は乱れた服を整えてくれて(さすがに下着は自分で着ました)横抱きで運んでくれた。






「おかえり〜二人とも。
仲直り出来たみたいでよかったわ」




わたし達を見てそう言った理恵さん。




「なかなか帰って来ないと思ったら………そういうことね」



そして、ニヤニヤしながら理恵さんは言った。


わたしは恥ずかしくて、顔を逸らした。












< 87 / 487 >

この作品をシェア

pagetop