☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
身体を支える手に力が入らなくなってきた。
「も……ムリ………っ」
「珠莉………イけよ……」
翡翠………
それからわたしは果てて、翡翠を見るとすごく満足そうな顔をしていた。
「も〜、翡翠の……ばか………」
「続きは、夜の楽しみだな」
え?またするの?
「早く戻るぞ、腹減ってんだ」
ご飯食べてないんだ……
それならって、わたしも早くしたいんだけど………
「た、立てない……」
床にぺたんと座り込んだままのわたし。
「は?……仕方ねぇな」
すると、翡翠は乱れた服を整えてくれて(さすがに下着は自分で着ました)横抱きで運んでくれた。
「おかえり〜二人とも。
仲直り出来たみたいでよかったわ」
わたし達を見てそう言った理恵さん。
「なかなか帰って来ないと思ったら………そういうことね」
そして、ニヤニヤしながら理恵さんは言った。
わたしは恥ずかしくて、顔を逸らした。