after a dream
私には、霞先生みたいな人が合っているのかもしれないと。
…そうであってくれたら、この複雑に絡み合ってしまった糸も、するりと解けてくれるのにと。
1ヶ月間、毎日毎日、奇跡を願い続けてきたけれど、
どうしようもないままに、お互い違う方を向いたままの心。
埋めてしまいたいと、別の人を求めれば求めるほど、抉れた傷は化膿していって。
醒めたくないと、目を逸らした夢が、
現実なんだと思い知らされた。
…ここまでしてもなお、
この感情が、行きつく先はひとつしかない。
認めたくなくても、都合のイイ女だと、
“バカ”だと、笑われても。
はるの隣は、私がいいの。
「…やっぱり」
…旭日先生じゃなくて。