あたしだけを愛して



手が繋がったままぎこちなく
歩き出す。



何か、スッゴク見られてる
んですけど…


桐谷恭哉をチラッと見ると、
余裕な表情で颯爽と歩いて
いた。



何か、あたしだけ緊張してて
バカみたい。

桐谷恭哉にとっては、遊び
かもしれないのに




―――チクッ チクッ


!!
まただ…

何で桐谷恭哉のことを考える
と胸がチクチクするのかな



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