あたしだけを愛して
迷う気持ち
あの後、駅まで送ってくれた
桐谷恭哉。
やっぱり、家まで送るなんて
言い出すから何とか説得(?)
して、そこで別れた。
――――――――――――
今日もいつも通りに起きて、
いつもの電車に乗って学校に
行く。
昨日はいろんな事があって
あまりよく眠れなくて、
何回もあくびが出る。
だけど、学校の最寄り駅で
降りたときに、眠かった目が
一気に覚めた。
え…
そこには、桐谷恭哉が立っていた。