あたしだけを愛して



…な、んで……??


遠くて話している声は聞こえないけど、女の先輩が恭哉に抱きついて





―――キスをした…





なんで??

ねえ、なんでなの!?



頭が今の出来事を否定して
何も考えられなくなり、
息をするのも苦しくなって

とにかくその場に居たく
なくて、固まって動かない
足を無理矢理進ませた



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