あたしだけを愛して



「…今日は、休み」


「え~、なんで??」


「……こっちが知りてぇよ」


「はぁ!?

ってゆーか、いつの間にか
お前ら付き合ってたんだな。

俺、なんか寂しかったぞ??」


「…別に、付き合ってた訳じゃない」


「え??
だって、手繋いで一緒に登下校してたじゃん」


「……」



はぁ…
なんかもう、どうでもいいや。


俺は、今までのことを拓真
に話した。


拓真でもいいから誰かに
すがりたかったのかも
しれない。




< 146 / 210 >

この作品をシェア

pagetop