あたしだけを愛して
リビングに行くと、夏希の
お母さんがいた。
「いらっしゃい、芽衣ちゃん」
柔らかく笑う夏希のお母さん
はすごく綺麗で若く見える。
「お邪魔します。
こんなに早く来ちゃって
ごめんなさい。
…迷惑じゃなかったですか??」
「迷惑なんて、とんでもない!!
千秋の面倒見てくれるだけで
スッゴク助かるんだから~」
「芽衣お姉ちゃん!!
遊ぼ~」
「千秋、芽衣ちゃんに
迷惑かけちゃダメだからね」
「かけないも~ん」