あたしだけを愛して



「目、覚めたか??」


「う、うん…///」



久しぶりに恭哉と会って、
あたしの心臓がうるさく
動き出す


やっぱり、この人が好き
なんだって嫌でもわかる



「ここって、恭哉の部屋??」


「あぁ、芽衣が神社で気を
失ったから連れてきた」



…そっかぁ、
あたしあの後…


その瞬間、さっきまでの
出来事が頭を支配した


「っ…!!」


やり場のない悲しさと恐怖
が蘇って、
震える肩を必死に押さえて
涙をこらえた



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