あたしだけを愛して
恭哉から少し体を離して
恭哉の目を見つめる。
「…あたし、
中庭で恭哉が知らない
きれいな人とキ、キス
してるの見ちゃって、
あたし、恭哉の本当の
彼女じゃないのに、
わかってたのに…
そんなの見たくないっ
て勝手に思って
離れようとしたけど、
やっぱりダメなの
あたし、恭哉が……んぅ…」
急にふさがれた唇
荒々しいけど優しくて、
あたしに安心を与えて
くれる
あぁ、あたしやっぱり、
恭哉が好き―…