あたしだけを愛して



そこには2歳くらいの
小さくてかわいい女の子
が笑ってる写真があった。


肩より少し長い髪の毛
にカチューシャをして、

大きなリボンがついた
ピンクのワンピースを
着ている。



女のあたしから見てもかわいくて、自然と笑顔になる。


「この子、お姉ちゃん??」


「や~だ、違うわよ。あたしはこっち」


お姉ちゃんが笑いながら
指を差した方に視線をずらす。


そこに写っていたのは、

ベリーショートに
Tシャツを着て短いパンツ
を履いたいかにも活発そう
な女の子だった。





え………

「えぇえぇえぇえぇえ!?」

いやいやいや、
ありえないでしょ。


今と違いすぎる
ってゆーか、もはや別人
じゃないの??



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