あたしだけを愛して
昼休みの告白 ◆恭哉side◆
今日の4限は自習。
俺の席は窓側の後ろから
2番目。
特にすることもなくて、
寝ようとしたときに
拓真が俺の所に来た。
「よっ、恭哉」
「……」
「ひっでぇ、無視すんなよ」
「……」
ちぇー、といいながらも
話し続けている。
「なあなあ、1組の芽衣ちゃんなんだけどさあ―、
最近男にスゲー告られてるらしいぜ」
…は??
ってゆーか、今こいつ芽衣って言った??
俺は机に突っ伏していた顔を
勢いよく上げて、拓真を見た。