あたしだけを愛して



ピピピピピ…


次の日の朝、部屋に鳴り響く
アラームの音で目が覚めた。



もう朝…??

眠い目を擦りながら、制服に
着替えて学校に行く。





電車の中でふと、昨日のこと
を思い出した。


きっと、あたしが結城亜衣の
妹だってもう広まってよね。



そう思うと余計に気分が
滅入る。

はあ―…

今日 何回目かのため息をついた。



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