あたしだけを愛して



いつもの俺なら、絶対に
自分から女に付き合おう
なんて言わねぇし、キス
もしない。



でも、目の前にいるのが
芽衣だったから、



芽衣だけは誰にも渡したく
なかった。



嫌われたかもしれないけど、
絶対に俺を好きにさせてやる





偽りの彼氏でも、芽衣の
隣にいられる理由ができた
俺は、上機嫌で教室に戻った。


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