世界の終わりに隣に君がいてくれたらそれだけでいい…
こんな毎日がもう何年も続き、私はだんだん生きる意味さえもわからなくなっていた。
夫の会社は土日も出勤の日もあり、ほとんど休みらしい休みはなく、夫婦でどこかへ出かける事もない。
ただお盆休みと正月休みが普通の会社よりも長いので遠出が出きる。
普段、どこへも行けない私のストレスは限界に来ていた。
いくら会話のない夫婦であってもまだかすかに情はある。
久しぶりに名古屋方面に旅行に行くことになった。
毎日が同じ事の繰り返しで生きる意味さえわからなくなっていた私にはいい気分転換になると思った。
私と夫は、夫の運転する車で旅行に出かけた。
2泊3日の予定だった。
目的は観光地巡りとかではなく、なんとなく目的もない旅行で案の定、ケンカになった。
私たちは普段会話がないから、突然2人で一緒にいる時間が長くなると、お互いのバランスが取れなくなるみたいで、なんだかうまくいかなくなる・・・。
もしかしたら、この結婚は最初から間違いだったのかもしれない。
そして、2泊3日の予定だった旅行は1泊2日に変更。
それも、最後の日は仮眠する事もなく一睡もせずに、帰るという強硬スケジュールになった。
お互いに早く別々にいたい・・・。
そんな思いから無理をしたのだ。
私たちは完全に破綻してた。
壊れてた・・・。
深夜0時を回る。
車のなかでもお互いにに無言。
そして1時を回った頃から私は睡魔に襲われ知らない間に眠ってしまった。
かすなに聞こえる通りすぎる車の音を聞き取ってたようなそんなつもりでいたはずなのに・・・。
そして次の瞬間!
「あっ!」
と言う夫の声のする方を見た時には、地鳴りのような音と車の激突する衝撃で私の体はシートベルトから飛び抜けて、後部座席に投げ出された。
車は半回転し、逆さまになる。
夫は、
「大丈夫かー!」
と、何度も私に声をかけたが、左足のあまりの痛みに私は声が出なくなった。
痛みは尋常でなく両手で押さえた手のひらから血がだらっと滴り落ちる。
私は気が動転し、一体何がどうなったのかが把握できずに気を失いかけた。
隣の夫は携帯で救急車を呼び、駆けつけた救急車に病院へ搬送され、私は左足の分散骨折と首の脛椎骨折の重症。
夫は無キズだった。
夫の会社は土日も出勤の日もあり、ほとんど休みらしい休みはなく、夫婦でどこかへ出かける事もない。
ただお盆休みと正月休みが普通の会社よりも長いので遠出が出きる。
普段、どこへも行けない私のストレスは限界に来ていた。
いくら会話のない夫婦であってもまだかすかに情はある。
久しぶりに名古屋方面に旅行に行くことになった。
毎日が同じ事の繰り返しで生きる意味さえわからなくなっていた私にはいい気分転換になると思った。
私と夫は、夫の運転する車で旅行に出かけた。
2泊3日の予定だった。
目的は観光地巡りとかではなく、なんとなく目的もない旅行で案の定、ケンカになった。
私たちは普段会話がないから、突然2人で一緒にいる時間が長くなると、お互いのバランスが取れなくなるみたいで、なんだかうまくいかなくなる・・・。
もしかしたら、この結婚は最初から間違いだったのかもしれない。
そして、2泊3日の予定だった旅行は1泊2日に変更。
それも、最後の日は仮眠する事もなく一睡もせずに、帰るという強硬スケジュールになった。
お互いに早く別々にいたい・・・。
そんな思いから無理をしたのだ。
私たちは完全に破綻してた。
壊れてた・・・。
深夜0時を回る。
車のなかでもお互いにに無言。
そして1時を回った頃から私は睡魔に襲われ知らない間に眠ってしまった。
かすなに聞こえる通りすぎる車の音を聞き取ってたようなそんなつもりでいたはずなのに・・・。
そして次の瞬間!
「あっ!」
と言う夫の声のする方を見た時には、地鳴りのような音と車の激突する衝撃で私の体はシートベルトから飛び抜けて、後部座席に投げ出された。
車は半回転し、逆さまになる。
夫は、
「大丈夫かー!」
と、何度も私に声をかけたが、左足のあまりの痛みに私は声が出なくなった。
痛みは尋常でなく両手で押さえた手のひらから血がだらっと滴り落ちる。
私は気が動転し、一体何がどうなったのかが把握できずに気を失いかけた。
隣の夫は携帯で救急車を呼び、駆けつけた救急車に病院へ搬送され、私は左足の分散骨折と首の脛椎骨折の重症。
夫は無キズだった。