世界の終わりに隣に君がいてくれたらそれだけでいい…
 夫との性生活がまるで無くなっていた私にとって、愛する相手が未成年者だと言う事に対しての罪悪感みたいなものがないと言えば嘘になる・・・。

 でも今私の目の前にいるのは私の愛してる彼氏なんだって自分に何度も言い聞かせるうちに自然に愛し合う事が出来た。

 レイの首筋から肩にかけてのラインがたまらなく好き。

 お日様の匂いと駄菓子の匂いがまざったような懐かしい匂いがした。

 レイはぐったりと眠り、私は彼の胸の上に耳をつけたままじっとしてた。

 心臓の鼓動が聞こえる。

 私も目を閉じた。

「俺、好きな人とじゃないとこんな事しませんから。

 あなたが初めてでよかった。」

 寝言かわからない言葉でつぶやくレイに私は何度もキスをした。

 眠ってる彼はただなすがままだった。

 その表情は、まだあどけない少年で・・・。

 私はそれでもいいって思った。

 もう引き返せない・・・。

 それでも私はレイといたいと心から思った。
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