世界の終わりに隣に君がいてくれたらそれだけでいい…
第8話 ヘブン
「あんた、最近なんだか機嫌がいいねぇ。」
祖母が夕飯の仕度をする私に向かって言った。
「そう?
別に普通だけど・・・。」
「何いってんの。
あんたが事故にあって退院してきたばかりの時とは、まるで別人だよ。
顔色がいいし、気分的にも安定してるじゃないか。
ちゃんと夜も眠れてるようだしね・・・。」
祖母が嬉しそうに笑った。
「あの子のおかげかねぇ?
あんたに付き合ってくれてるあの子、親切にあんたの話し相手になってくれてるんだろ?
感謝しないといけないねぇ・・・。」
祖母は私達の関係にまるで気がついてはいない・・・。
私にとって絶対に知られてはならない秘密・・・。
そうだよ、あの子が歩くの一緒に付き合ってくれたおかげで私は前よりも確実に歩ける距離が長くなったんだから・・・。
私はテーブルの上に、茶碗と箸を置いた。
「今日は何だい?
煮物作ってみたんだ。」
私はお味噌汁をよそいながら、祖母を見る。
何もしらない祖母を悲しませたらいけない・・・。
けど、レイとはもう元には戻れない。
もうプラトニックな関係には戻れない・・・。
夕飯を終えて洗い物を済ませ、風呂の準備をしていたその時、いきなり携帯が鳴り、その相手は夫だった。
いつぶりだろうか?
とにかく久しぶりにはかわりない。
別にどうでもいい・・・。
私は携帯を取る。
「あのさ、俺だけど、今週末そっちに行くよ。
泊まるから。」
私は、
「何?
いきなりどうかしたの?」
そっけない態度で応答した。
「別に、ほら最近全然連絡とかしてなかったし、どうしてるのかなって思ってさ。
足の調子はどう?
ちゃんとリハビリしてる?」
急にどうしたんだろう・・・。
なんか変だ。
まったく無関心だったくせしていきなり泊まるとか言うなんて・・・。
正直、別に会いたいなんて思ってないし・・・。
私は、
「それなりにがんばってるわよ。
歩けないと困るじゃん。
別に泊まりに来なくていいわよ。
仕事忙しいんでしょ?」
私はだんだんイラついてきた。
夫の声や話し方すべてが不愉快でならない。
祖母が夕飯の仕度をする私に向かって言った。
「そう?
別に普通だけど・・・。」
「何いってんの。
あんたが事故にあって退院してきたばかりの時とは、まるで別人だよ。
顔色がいいし、気分的にも安定してるじゃないか。
ちゃんと夜も眠れてるようだしね・・・。」
祖母が嬉しそうに笑った。
「あの子のおかげかねぇ?
あんたに付き合ってくれてるあの子、親切にあんたの話し相手になってくれてるんだろ?
感謝しないといけないねぇ・・・。」
祖母は私達の関係にまるで気がついてはいない・・・。
私にとって絶対に知られてはならない秘密・・・。
そうだよ、あの子が歩くの一緒に付き合ってくれたおかげで私は前よりも確実に歩ける距離が長くなったんだから・・・。
私はテーブルの上に、茶碗と箸を置いた。
「今日は何だい?
煮物作ってみたんだ。」
私はお味噌汁をよそいながら、祖母を見る。
何もしらない祖母を悲しませたらいけない・・・。
けど、レイとはもう元には戻れない。
もうプラトニックな関係には戻れない・・・。
夕飯を終えて洗い物を済ませ、風呂の準備をしていたその時、いきなり携帯が鳴り、その相手は夫だった。
いつぶりだろうか?
とにかく久しぶりにはかわりない。
別にどうでもいい・・・。
私は携帯を取る。
「あのさ、俺だけど、今週末そっちに行くよ。
泊まるから。」
私は、
「何?
いきなりどうかしたの?」
そっけない態度で応答した。
「別に、ほら最近全然連絡とかしてなかったし、どうしてるのかなって思ってさ。
足の調子はどう?
ちゃんとリハビリしてる?」
急にどうしたんだろう・・・。
なんか変だ。
まったく無関心だったくせしていきなり泊まるとか言うなんて・・・。
正直、別に会いたいなんて思ってないし・・・。
私は、
「それなりにがんばってるわよ。
歩けないと困るじゃん。
別に泊まりに来なくていいわよ。
仕事忙しいんでしょ?」
私はだんだんイラついてきた。
夫の声や話し方すべてが不愉快でならない。