砂時計


顔は暑いのに

体は寒気がする。



私は、ミルクティー

恵美梨お姉さんは、

大人っぽくコーヒーを

それぞれ頼んだ。



「絵里香ちゃん。

弘樹のことありがとね。

忙しいのにお見舞いとか来てもらっちやって・・・・。」


恵美梨お姉さんは、

ばつが悪そうに言った。



「いやっ、そんな私はたいしたこと・・・。」

もとはといえば私が悪いんだし。


何も言えなかった。



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