砂時計



それから

なんとなく

喫茶店を出た。


気まずい空気で

すごく気持ちが重かった。


「ごめんね。

明日、試合なのに。

でも、絵里香ちゃんには伝えたかったから・・・・

じゃ、‘夢”頑張ってつかんでね。」


そう言って

恵美梨お姉さんは

私に背を向け

反対方向へと進んでいった。


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