砂時計

*二つの分かれ道






―――――――――――――――――――*



もう、夕日が沈みそうな時間。



私は、あれから病院の廊下で


何時間泣いていたのだろうか。





重い足取りで


家へと向かっていた。





もう、なにも考えたくない。


平凡だった日々に戻りたい。






時間は止まることなく



ましては、



時間は戻ることなく



ながれていく。







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