砂時計
「久しぶりだねぇ~。
元気してた?
いつの間にか大きくなったね!!」
私は親戚のおばさん気分だ。
「うん!!だってもう
中学生1年生だもん。」
私が今まで見ていた
凛ちゃんとは違ったように
見える。
大きくなったんだなーって...。
その分私は年をとった。
「おい。早く帰れよ!!
ってか制服に風船とか合ってねーし」
弘樹は嫌そうに言った。
「なに。お兄ちゃんに言われたくない。」
「だまれ。お前は幼稚なんだよ!!」
とうとう喧嘩が始まった。
なんだか懐かしくて私は思わず
笑ってしまった。
結果的に私が止めに入り
弘樹が負けた。
弘樹をおいて私は凛ちゃんの
話を聞くことにした。