砂時計




「ううん。喋ってない。」



「絵里香はそれでいいの!?」



彩菜の言葉に思わず黙ってしまった。





「・・・わかんない。


でも、このままじゃ嫌だ・・・。」





「じゃ、謝りなよ~。


もしかして気持ちが変わった!?」



ほんとなら、そんなことないよ。とか


言えたんだろう。



でも今の私には何も言えない。





そんなとき、



部室のドアの広く音が



後ろから聞こえた。













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