砂時計




「意味わかんない。


あきらめるって何を?

弘樹が私のことが好き?


冗談にもほどがあるよ。」




わかってた。


わかってた。


でも、受け止められなかった。




「・・・ほんと絵里香は素直じゃないな。

書いてる。顔に弘樹に会いたいって。


ばればれ。分かりやすいのは


今も昔も同じだな。」




直人の笑った顔が

可愛くて、愛おしくて・・・














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