砂時計




最初は憧れていた


けれど


いつのまにか好きになっていた。



素直じゃない私は


ずっと思いをしまっていた。



でも、このままじゃ辛くて

でも、この関係を壊したくなくて


二つの思いはこじれあったままだった。




そんなある日


直人に呼び出された。



まさかね・・・とおもっていたら


案の定告白された。



断る理由がない私は素直に、はいと言った。




それを見ていた、彩菜や野球部員達が


いっせいにひやかしてきたことを


今でもしっかりと覚えている。



あのときが一番幸せだった。











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