砂時計


私は夢なんてものはなかった。

そんなとき

大切な人が事故にあった。

これが運命と言うならば私はどうすることもできない。


避けることもできなければ

逃げることもできない。

それで私は思った。

辛い運命なら変えればいい。


いくらでも変えられると思う。


考え方次第で未来が決まる。

少なくとも私はそう思う。


私はこの運命で得たものがある。

ゆめと人を大切に思う気持ち。


だから、もうダメなんて思わない。


時間は戻らなければ止まらない。

でも、これが私の決めた道だから。

どんなに遠回りしたっていい。


自分らしく前に進めばそれでいいから。




  *End*
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