砂時計
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「全員そろったかー?」
先生が点呼をとる。
「そろいました。」
3年生のキャプテンが言った。
「来週から甲子園の予選が始まる。
3年生にとっては最後の大会だ。
気を引き締めて練習するように。」
「はい!!」
みんな気合が入ってる様子だった。
「先輩最後かぁ~あっとゆう間だね。」
彩菜はそう言うと鞄を持って帰る用意を
していた。
「もう帰るの?!」
私はとっさに言った。
「うん。塾あるしー。ごめんね
今度お茶しよ♪」
「わかった!!じゃ今度ね~」
私はそう言って手をふった。