砂時計
なんだか私は許されては
いけない気がした。
「許しちゃいけないよ。
私なんて...。」
すると、彼がへんな顔して、
「はぁ!?だからお前のせいじゃないし。
お前が...無事でそれでよかった...。」
照れくさそうに彼は
私にそう言ってくれた。
私は、この言葉を
待っていたのかもしれない。
‘お前は悪くない。無事でよかった。”
って、否定してほしかっただけかもしれない。
結局は、自分が傷つきたくなかっただけで...。
なんて、最低な人間なのだろう...。