砂時計
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お昼休み、彩菜が駆け寄ってきた。
「さっきのどうしたの!?
いきなり大声で叫ぶからびっくりしちゃった。」
心配そうに、でも少し笑いながらそう言った。
「あぁ。あれは、なんというか...
そう!おばけが襲ってきた夢みたの...あはは~」
我ながら、嘘をつくのが下手すぎる...
自分自身にあきれてしまう。
「バカ...。
ほんと、嘘へたくそだよね。
バカ正直者!!
何があったの!?
‘あの日”からずっと
絵里香おかしいよ...。」
やっぱり彩菜には何でもわかってしまう。
私は全て話そうと思った。
‘あの日”のことを...。