砂時計
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放課後静まり返った教室で
私は全て話した。
二人を照らす夕焼けは
なんだか、悲しかった。
一通りきいた彩菜はこう言った。
「...。弘樹つらい思いしただろね。
言わなかった私達が悪いんだろうけどね...。」
私は、無言で頷いた。
「でも、弘樹も言いすぎだよね...。
いくらなんでも、‘帰れ"はないよ...。」
.......。
「私が悪いんだからしょうがないよ。
......もう病院には行かなつもりでいる。」
すると彼女はすかさずこうい言った。