砂時計



___________*


放課後静まり返った教室で

私は全て話した。


二人を照らす夕焼けは

なんだか、悲しかった。




一通りきいた彩菜はこう言った。



「...。弘樹つらい思いしただろね。


言わなかった私達が悪いんだろうけどね...。」



私は、無言で頷いた。



「でも、弘樹も言いすぎだよね...。


いくらなんでも、‘帰れ"はないよ...。」


.......。



「私が悪いんだからしょうがないよ。


......もう病院には行かなつもりでいる。」



すると彼女はすかさずこうい言った。












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