砂時計



___________________*




私達は時間が許す限り

たくさん喋った。




そのとき


ドアが開く音がした。



―――ガラガラガラ




にっこりと笑った

彩菜が花瓶を持って立っている。


「お話おわりましたかぁー!?

もう、いつ入っていいかわからなかった~。


......なんてね~」



この様子を見ると彩菜は


ずいぶん前からドアの前にいたようだ。





私と弘樹は、苦笑い。








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