砂時計





病室を出た私は、


直人が待っている


フロントへと足を進めた。




なんだか、弘樹といると


帰りたくないって、思っちゃう。



なんでだろうね。




私は、そんな疑問を抱いたまま


さらに足を進めた。






そんな時



見覚えのある女の子が



フロントのいすに座っていた。






まぎれもなく、その子は......





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